ソフトバンクの6G戦略 新技術で「総合デジタルプラットフォーマー」へ

宮川新社長の下、「総合デジタルプラットフォーマー」を目指すソフトバンク。デジタル化を実現するうえでなくてはならないのがネットワークだ。テラヘルツ波やHAPSなど、6Gで重要な鍵を握る新技術の研究開発で他社に先んじることで、総合デジタルプラットフォーマーとしてDXをリードしていこうとしている。

今年4月、ソフトバンクの代表取締役社長執行役員兼CEOに就任した宮川潤一氏は、「総合デジタルプラットフォーマーを目指す」という方針を掲げた。

昨今、新型コロナウイルスの影響も相まって、多くの産業でDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速している。総合デジタルプラットフォーマーという言葉には、グループ内のヤフーやZOZO、LINE、PayPayといった多様なデジタルプラットフォームの中から必要なコンポーネントを提供することで、企業や産業のDXを後押しする役割を担いたいという思いを込めたという。

このように、「通信」という枠に収まりきらない幅広いソリューションを提供しているソフトバンクだが、その一方で「ネットワークはますます重要になる」というのがソフトバンク テクノロジーユニット 先端技術開発本部 本部長の湧川隆次氏の見方だ。

ソフトバンク テクノロジーユニット 先端技術開発本部 本部長の湧川隆次氏

「ネットワークを使って集めた情報をAIで処理し最適化していく流れの中で、ネットワークとデジタル化は切っても切れない関係にある」からである。

無線の世界はこれからBeyond 5G/6Gへと向かうが、そのため6G技術でリードすることが、総合デジタルプラットフォーマーとしてデジタル化を推進するうえでも大きなカギになると考えているという。

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