NVIDIAが考える、エッジAIの最適解とは

エヌビディアは2020年6月26日、ウェビナー「NVIDIAと切り拓くMEC & エッジAI」を開催。その中で同社のエッジコンピューティングのビジョンについて講演した。

エヌビディアは2020年6月26日、ウェビナー「NVIDIAと切り拓くMEC & エッジAI」を開催した。その中で、エヌビディア デベロッパーリレーションズの野田真氏が「NVIDIAのエッジコンピューティングへのビジョン」と題した講演を行った。

野田氏によれば、2000年代中盤からクラウドコンピューティングが普及してきたが、「昨今はIoTの本格化や、IoTを支える5Gなどの高速・高信頼・低遅延・多接続可能な通信技術によって、再び分散型のアーキテクチャ、つまりエッジコンピューティングが注目され、そこに向かって変遷している状況」だという。

「下図左側にある末端のIoTデバイスなどのデバイスエッジ、
クラウド、クラウドとデバイスエッジの間に適宜配置されるネットワークエッジ、
これらがいわゆるエッジとして定義されている」(同氏)

そうした中、多くのテレコム事業者がこのエッジへのパラダイムシフトをMEC(Multi-Access Edge Computing)という新たなサービス基盤として展開しようとしているという。

実際にエッジコンピューティングでどんなアプリケーションが実現されるのか。同氏はノキアによる5Gのユースケースに関する調査を引用し、その中でも「特にビデオ検知と警告、ビデオによる監視。いわゆるコンピュータビジョンを活用したエッジアプリケーションへの期待が高い。一説では200兆円を優に超える産業に成長すると言われている」と説明。

例えば既に、アクセスコントロール、リテール分析、工業検査、物流、交通システム、公共の安全などの現場で、インテリジェントカメラからの映像データをエッジAIで処理する動きが出てきており、今後ますます広がっていくとした。


出典:Nokia_5G_use_case_research_-_summary_report_of_findings_with_enterprise___IT_buyer_audience_Report_EN.pdf(2020/06)

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