無理なくできる ICTコストの減らし方[#04]クラウドPBXでFMCがもっと身近に

ICTコストの最適化こそ、企業を強くする第一歩だ。通話料や通信費、機器導入・運用コストをカットする40の秘訣をシリーズで紹介する。今回はFMCの初期コストを抑える方法だ。


前回
前々回とFMCについて紹介してきたが、FMCの初期投資を少なくするにはもう1つ、PBXの機能をSaaSで提供する「クラウドPBXサービス」を活用する方法がある。図表のように、クラウド内のPBXサーバーと、FMCを連携させれば、自社内に固定電話機のみを置き、それと携帯間で内線通話が可能になる。

例えば、クラウドPBXサービスを提供している2社が、これを実現している。アジルネットワークスは自社のクラウドPBX「アジルフォン」とウィルコムの「W-VPN」を、リンクが自社の「BIZTEL」とKDDIの「ビジネスコールダイレクト」をそれぞれ連携させてサービスを提供中だ。

図表 FMCサービスとクラウドPBXの連携イメージ
図表 FMCサービスとクラウドPBXの連携イメージ

[#01]シンプルかつ使いやすくなった法人向け携帯割引
[#02]FMCでコスト削減と業務効率アップ
[#03]「FMC=大企業」は大間違い
[#05]企業間通話を無料化できる「.Phoneユビキタス」
[#06]拠点間・県外通話コストをひかり電話で大幅カット
[#07]広げよう「ひかり電話の輪」

月刊テレコミュニケーション2010年9月号から一部再編集のうえ転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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