ニュース

ワイヤレスジャパン2019/ワイヤレスIoT EXPO 2019

物流・見守り系で広がるSigfoxワールド ― KCCSブースを徹底紹介(前編)

文◎坪田弘樹(編集部) 2019.05.29

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

2019年5月29日に東京ビッグサイトで開幕した「ワイヤレスジャパン2019」。昨年に続いて、LPWA関連の展示が目白押しだ。とりわけ目を引くのが、LPWAの“老舗”Sigfoxを全国展開する京セラコミュニケーションシステム(KCCS)のブース。10社のパートナーが集結し、Sigfox対応デバイスやデータ収集・分析用プラットフォーム等を展示している。


2019年4月時点で電波エリアの人口カバー率95%を達成したSigfox。日本全国の様々な場所で使える環境が整ったことで、そのユースケースも広がりを見せている。

特に活発なのが、物流における輸送物のトラッキング、高齢者や子供の見守りといった位置情報を活用したソリューションだ。

こうしたユースケースをさらに広げるため、Sigfoxはモノや人の位置を把握する測位技術を強化している。Sigfox基地局で取得する情報を使って測位する「Atlas Native」に加えて、無線LAN電波を利用するWi-Fi測位「Atlas Wi-Fi」、10m程度の細かな位置把握が可能なビーコン測位「Bubble」だ。


KCCSブースで展示しているSigfoxビーコン

KCCSブースでは、最新の測位技術である「Bubble」に対応したビーコンデバイスも展示していた(上写真)。Sigfoxチップのみでデバイスの位置を特定できるのが利点で、主に物流向けでの展開を予定しているという。

また、もう1つ注目されるのが、Sigfoxが開発したグローバルローミング技術「Sigfox Monarch(モナーク)」だ。国・地域によって異なる周波数帯、接続関連のレギュレーションを自動判別し、複数の国を移動するモノをシームレスに追跡できるようにする技術である。

これにより、たとえば国際物流の場面で、国ごとに異なる通信サービスを契約する必要なく、1つのSigfox契約でIoTデバイスを追跡することが可能だ。



KCCSブースではこうした新技術に対応したデバイスを実際に目にしながら、その使い方や技術的特徴について深く知ることができる。

パートナーも多種多様なデバイス、ソリューションを展示
同ブースでは、Sigfox対応デバイスや関連ソリューションを開発・提供するパートナーの製品群も合わせて見ることができる。IoT関連のプロジェクトを推進する人にとって、まさに必見と言えるだろう。

まず、Sigfox対応デバイスから紹介しよう。

Sigfoxデバイス「ミテテル」シリーズを開発・販売するアイ・サイナップは、Sigfox基地局測位に対応した防犯ブザーや、GPS内蔵の名刺サイズのミテテル トラッカー、鳥獣被害対策用のわなを監視するミテテル トラップ等を展示している。



アイ・サイナップが開発した鉄道沿線監視用IoT装置


さらなる用途開拓も進めており、新たに開発した鉄道沿線監視用のIoTデバイス(上写真)もブース内で紹介している。積雪量や傾斜、水没等を遠隔から監視するもので、今年6月から某鉄道会社と寒冷地でのテストを実施するという。

なお、同社は、ミテテルシリーズから取得した情報をMicrosoft Azure上で可視化するIoTサービス「ミテテルクラウド」も2019年5月29日から開始した。

構造物の変形・ひずみを検知するセンサーを開発するCACHは、Sigfoxでセンサーデータを収集して遠隔からモニタリングするシステム「ST-COMM」を展示している。電池稼働のため設置場所の制約が少なく、様々な構造物に対応できるのが特徴だ。



コードの先についたテープ状のセンサーで構造物のひずみを検知する


デバイスから、データを保存するクラウド、ひずみデータを可視化するモニタリングシステムまで一貫して提供しており、建設会社や研究機関等で活用されているという。

 

スペシャルトピックスPR

ciena1906
kccs1904
nttdata1904

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】5Gのホントの実力
[Part1]5G新アプリも米国発に? [Part2]韓国「5G+戦略」の実像 [Part3]実証実験で見えてきた5Gの実力 [Part4]産業イーサを代替できる? さらに進化する5G

●[インタビュー] 慶応義塾大学教授 砂原秀樹氏「IoTセキュリティと情報銀行がインターネット前提社会の基盤」 ●今から始めるGDPR対策 ●メッシュWi-Fiで“超手軽”な無線LAN ●100万円から作れる!Amazon Go型店舗 ●Ansibleでソフトバンクが働き方改革 ●電気もガスもWi-SUNの時代へ ほか

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

Synology話題の「メッシュWi-Fi」を選ぶならSynology

ハード性能に加えてソフト機能も充実! ビジネスにも活用できる。

Cloudian HyperStore企業のGDPR遵守を強力サポート!
EB級ストレージを安価に自社構築

Amazon S3と同等のオブジェクトストレージを自社で構築・運用できる

NEC UNIVERGE SVシリーズクラウドとの連携を容易に実現!
新NEC UNIVERGE SVシリーズ

新端末を組み合わせることで、通話にとどまらない充実した機能

インテルキャリア網もクラウドネイティブへ
5G革命を推進するインテル

インテルが5G時代の新NW実現に向けた取組みを加速させている。

エクストリームネットワークスWi-FiとIoTをAIが自動で管理
10万人のスタジアムに搭載

「Smart OmniEdge」がネットワークエッジのトラブルから解放する!

NTTコミュニケーションズeSIMを本格提供! 垂直統合で企業のIoT活用を支えるNTT Com

国内MVNO初のリモートプロビジョニング対応eSIMサービスも提供開始

サクサキャリア網の利用で高い通話品質
スマホ2台までお試し導入も!

サクサのビジネスホンなら、スマホ内線が途切れない! 使い勝手も◎!
NTTコムウェアスマホ内線で高い通話品質を実現!

交換機開発のノウハウを活かしたNTTコムウェアのクラウドPBXは、高い安定性や優れた通話品質が特徴

日本シエナコミュニケーションズ光伝送網の能力はもっと引き出せる
目指すは“どこでも400G”の世界

シエナが1波800Gbps伝送を可能にする新世代チップを発表した。

アクセスランキング

tc1904
kaden
softbankworld2019

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます