企業ネットワーク最前線

“破壊的テクノロジー”でソリューション強化するソナス「完全クラウド化の準備はできた」

文◎唐島明子(編集部) 2017.02.02

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

ソナスはグローバルで、通信事業者間を接続するNNIソリューションやセキュリティの研究開発に力を入れている。同社が現在注目している技術は、「クラウド」「GPU」「SDN」「ホステッドサービス」だ。

 

「私たちの開発方針はお客様が決めるが、今の最大のテーマはクラウド対応。現時点ではハードウェア製品を希望されるお客様であっても、将来におけるソフトウェア化への道筋が示されていなければハードウェアに投資してくれない」――。こう述べるのは、米ソナス・ネットワークスのシニアバイスプレジデントでワールドワイドセールス責任者のマイケル・スウェイド氏だ。

ソナス・ネットワークス
(左から)日本ソナス・ネットワークスのカントリーマネージャー日野達基氏、米ソナス・ネットワークスでシニアバイスプレジデントを務めるマイケル・スウェイド氏、同ケビン・ライリ氏、日本ソナスでテクニカルリード・システムエンジニアを務める桑原良和氏


クラウド化は徐々に進行ソナスはSBC(Session Boarder Controller)を主力製品としており、固定・モバイルの通信事業者間を接続するNNI(Network-to-Network Interface)ソリューションなどを提供している。SBCは、SIPを利用するVoIPネットワークのゲートウェイとして、別のネットワークとの境界に設置されることから、音声・UC(Unified Communication)サービスにおいてセキュリティの防波堤の役割も果たす。

同社は2012年にN.E.T.(Network Equipment Technologies)を、翌年にPerformance Technologyを買収。従来の通信事業者向けのSBCに加え、エンタープライズ向けの小型SBCやDSC(Diameter Signaling Controller)などの領域まで製品ポートフォリオを拡大した。

さらに、研究開発に大きなコストを投じ、技術的アドバンテージを培っている。「私たちは年間総売上の約25%を研究開発費に費やすことをコミットしている」とシニアバイスプレジデントでエンジニアリングCTOのケビン・ライリ氏は語る。

近年、様々な“破壊的テクノロジー”が登場しているが、グローバルで同社がフォーカスしている技術の1つが「クラウド」だ(図表)。

 


図表 ソナスがフォーカスしている破壊的テクノロジーとそのインパクト
図表 ソナスがフォーカスしている破壊的テクノロジーとそのインパクト

 

「この3年間はクラウド化を目指し、完全なソフトウェア・ソリューションを実現すべく取り組んできた。クラウド化の準備はできている」。ライリ氏はこう説明したうえで、「ただし、企業のクラウド移行は、簡単に1ステップで実現できるものではない。ハードウェアからハードウェアとソフトウェアのハイブリッド、そして完全なソフトウェアへと時間をかけて徐々に少しずつ移行する。10年くらいかけてソフトウェア化を実現する企業もあるだろう」と続けた。

実際、世界的に産業界をリードする企業でもソフトウェアへ移行する準備ができていないケースはあり、現状はまだ大部分の企業がハードウェア・ソリューションに投資している段階だという。そのため、同社は継続的にハードウェアにも力を入れており、従来型の「ハードウェア・ソリューション」から「ハイブリッド・ソリューション」、「完全なソフトウェア・ソリューション」まで、柔軟に顧客のニーズに対応しうるソリューションを取り揃えているという。

さらに顧客がクラウド移行をスムーズに進められるよう、「私たちは、運用面においてもクラウド移行を考慮して研究開発を進めている。1つのトレーニングを受ければ、ハードウェア、ソフトウェア、ハイブリッドのいずれの環境であっても運用できるようにしている」と、スウェイド氏はアピールする。

続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

suntel1910
sandi1910
basix1910

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】クラウドネットワーキング革命
<Part1>5G網はクラウドネイティブ コンテナで進化するNFV <Part2>中小企業で増加する「DCにルーターだけ問題」を仮想ルーターで解決 <Part3>コンテナNWの課題と展望 <Part4>VMwareが考える新クラウド時代のネットワーク <Part5>クラウド時代の防衛戦略

●[インタビュー] OKI 常務 坪井正志氏「社会インフラ×IoTは新段階へ」 ●5Gで東京を最先端の都市に ●「つながるクルマ」は内と外で守る ●オンラインゲームはなぜ狙われる ●5GにおけるSDNの役割とは? ほか

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

ZscalerDX加速させるクラウドセキュリティ
「100ms以下」の遅延で快適利用

Zscalerの革新的アーキテクチャで働き方改革を強力推進!

パロアルトネットワークスパブリッククラウド基盤の
セキュリティ対策はどうする?

開発のライフサイクル全体でリソースを保護する「Prisma Cloud」

ヤマトロジスティクスキャッシュレス化に乗り遅れるな!
決済端末の導入・運用を一括代行

キャッシュレス決済の導入をヤマトロジスティクスがトータル支援!

MIPHS/ISDNからの移行を
「安価」かつ「手軽」に

PHSモデムの入れ替えだけで「LTE化」が完了する!

ヤマトロジスティクスキッティングから配送まで一括提供
PC移行の工程はすべてお任せ!

Windows 7の延長保守サポート終了! ヤマトなら安心して任せられる

サンテレホン何か「御用」ありませんか? 国内最大級ICT機材のECサイトが誕生

10万点の情報通信機材を取り扱うECサイト「GOYOU(ゴヨー)」

エス・アンド・アイMS Teams×電話に新たな選択肢
キャリア回線使用で通話品質も安定

SBC機能のクラウド提供も開始 “設備レス”でDirect Routing導入

ブラステルクラウドPBX市場のパイオニア
信頼性と音声品質で5万台の実績

IP電話に関する調査では3項目で1位を獲得! ブラステルの「Basix」

三通テレコムサービス“明朗会計”で人気のクラウドPBX

ユーザーが増えても基本料は最大4900円! 三通テレコムサービスの「clocall PBX」

モバイルテクノミリ波の設計・製造を強力支援
5G時代の多様なニーズに応える!

モバイルテクノがミリ波モジュール設計開発サービスを拡充した。

エクストリーム ネットワークス5万人利用のNWをわずか2名で運用
IT管理者に嬉しいWi-Fi 6対応AP

エクストリームのWi-Fi 6対応APならAI自動RF管理など機能が満載だ。

アクセスランキング

tc1904
banner27

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます