キーパーソンが語る

ベライゾンジャパン平手社長が語るグローバル企業に選ばれる理由

文◎太田智晴(編集部) 2013.02.06

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ベライゾンジャパン
執行役員社長 平手智行氏

NTTの鵜浦社長も「ベンチマーク(指標)」として挙げる米ベライゾン。総延長80万キロメートルの国際間IPネットワークを基盤に展開するグローバル企業向けデータセンター/クラウドサービスやセキュリティサービスの特徴は何か。ベライゾンジャパンの平手社長に聞いた。

「ベンチマークはベライゾンとAT&T」――。NTT持ち株の鵜浦社長は昨年6月の社長就任会見の際、グローバル戦略においてベンチマーク(指標)とする企業を問われて、北米の2大通信事業者の名前を挙げている。

米ベライゾン・コミュニケーションズは売上高1109億米ドル(2011年度)、従業員数約19万人の世界最大級の通信事業者だ。フォーチュン1000企業の99%が同社の顧客であり、傘下には米国最大の携帯電話事業者であるベライゾン・ワイヤレス(ボーダフォンとの合弁)も有する。

通信事業はそもそもはローカル性の非常に強いビジネスだが、世界のメガキャリアたちは成熟した自国市場の外に成長機会を求めるため、積極的にグローバル展開を推し進めてきた。

ベライゾンも例外ではない。現在、同社は世界150カ国以上でビジネスを行っており、著名な日系グローバル企業では、三井物産やニコン、コマツなどがベライゾンの顧客だ。つまり、日本の海外進出企業にとってもベライゾンはソリューションプロバイダーの候補の1つとなるわけだが、同社はどんな強みを持っているのだろうか。

保有する国際間IPネットワークは地球20周分

ベライゾンジャパンの平手智行社長によると、同社のグローバル企業向けソリューションはネットワーク、データセンター/クラウド、セキュリティが3本柱。「この3本柱がそれぞれコラボすることで、面白い価値を作っている」という。

ベライゾンは2007年に米サイバートラスト社を買収し、セキュリティサービスを拡充。2011年にはTerremark社の買収によりクラウドをはじめITサービスを強化し、さらに2012年にはHughes Telematics社やnPHASEなどを買収してM2M分野にも力を注いでいる。ベライゾンジャパンではこれらのサービスも日系グローバル企業の海外拠点向けに提案している。

平手氏のいう3本柱のうち全体の要といえるのがネットワークである。ベライゾンが保有する国際間IPネットワーク用の光ファイバーの総延長距離は80万キロメートル。「これは地球20周分にあたり、6大陸150カ国以上、2700都市を自社のケーブルでカバーする。また、世界のIPトラフィックの約3分の2がそのネットワーク上を流れる」という。

データセンター/クラウドやセキュリティサービスを提供するプロバイダーは数多いが、この世界中に張り巡らされたIPネットワークとの組み合わせがベライゾンの差別化ポイントになる。「データセンター屋だけでも、セキュリティ屋だけでもできない。ネットワークとコラボするからこそ実現できる」と平手氏は話すが、その違いは最も単純なデータセンターサービスであるコロケーションサービスにすら表れるとのことだ。「例えば、香港とブラジル、東京の3カ所に顧客がサーバーを持ち込めば、我々の高速ネットワーク上でいっぺんに新興国向けの統一された環境を構築することができる」とそのメリットを語る。

多くのグローバル企業は進出国の拡大や企業合併を繰り返すなかで、拠点ごとにネットワーク環境がバラバラといった状況に陥っている。当然その弊害は割高なネットワークコストとして企業に跳ね返ってきており、統一されたグローバルなネットワーク環境を求めてベライゾンに声をかける企業が増えているという。ベライゾンは、ユーザー企業宅内の様々なベンダーのネットワーク機器の運用を代行するアウトソーシングサービスも提供している。

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