J SPORTSオンデマンド、AWSとの接続に「Colt DCA for AWS」を採用

ジュピターテレコム(J:COM)の子会社であるジェイ・スポーツは、動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」用の回線として、Coltテクノロジーサービスの「Colt Dedicated Cloud Access(DCA) for AWS」を採用した。Coltが2025年10月7日に発表した。

Colt DCAは、Coltの閉域網を利用してAWS、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure, Google Cloud Platform、IBM Cloud、Alibaba Cloudなどと接続するクラウド接続サービス。ジェイ・スポーツは1Gbpsの冗長化回線として、複数社の回線を比較検討したが、コスト面で一番有利だったことに加えて、24時間365日の放送・配信事業を下支えできるだけの保守運用体制が整っていることを評価し、Colt DCA for AWSの採用を昨年11月に決定。今年4月1日から運用を開始しているという。

J SPORTSオンデマンドは、ラグビー、モータースポーツ、サッカー、サイクルロードレースなど、国内外のスポーツを配信するサービス。ジェイ・スポーツは、複雑化したネットワーク構成の課題を解決するため、本社施設のある江東区テレコムセンターに設備を一元化したが、今回のColt DCA for AWSの導入はこの一元化に伴うものだ。

ジェイ・スポーツ 編成制作本部 オンデマンド事業推進部 デジタルサービスチーム チームリーダーの関口和宏氏は次のようにコメントしている。

「これまでの自社スタジオを中心とした放送事業から、クラウドを活用したライブ配信が主流になるにつれ、様々な地点からのネットワーク回線が必要となり、短期的には通信キャリアの回線や、Starlinkなどの衛星回線も使用している。ただ長期的には、これらの回線を安定化した固定回線にしてゆく必要があると感じており、その中でColtに懸ける期待は大きい」

また、Colt 代表取締役の大江克哉氏は、「他のグローバル市場でも放送業界に対してサービスを提供しているが、過去17年にわたり技術サポートを続けているベルリン映画祭を始め、映像の専門家のニーズに合う低遅延、途切れることのない安定した画像提供のための回線提供はネットワークサービスプロバイダーの根幹とも言える」としたうえで、今後もジェイ・スポーツのオンデマンド配信のサポートに「万全を期す」と述べている。

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