ゼットスケーラーは2025年9月18日、年次イベント「Zenith Live ’25 Tokyo」の開催を前に、報道関係者向け説明会を開催した。
(左から)ゼットスケーラー 新興技術担当グループ バイス プレジデント ネイサン・ハウ氏、製品戦略担当エグゼクティブ バイス プレジデント兼責任者 ダワル・シャルマ氏、最高製品責任者 アダム・ゲラー氏、最高収益責任者兼グローバル セールス責任者 マイク・リッチ氏
ゼットスケーラー 最高製品責任者のアダム・ゲラー氏は、AIの急速な発展を「第四次産業革命」と位置づけ、予測AI、生成AI、エージェント型AIの3形態のAIによって、知的労働者の作業が劇的に変化していると指摘した。
特にエージェント型AIの発展は著しく、金融、医療、製造業といったミッションクリティカルな分野でも活用が進むが、こうした分野で稼働するエージェント型AIが侵害されれば、「柔軟性やコントロールを与えられている分、被害は甚大になる」。そのため、産業を問わずAIセキュリティを高めることが急務になっているという。
そこでゼットスケーラーは、「Zero Trust Everywere」というコンセプトを掲げている。日本国内3拠点を含む世界160以上のデータセンターで1日あたり500兆件超のシグナルを解析、25万以上の保護アップデートを適用、90億件以上の脅威をブロックしており、この膨大なデータ基盤がセキュリティの強度を支えているとした。
ゼットスケーラーは「Zero Trust Everywere」実現に向け継続的に投資を行う
同社は今後も、グローバルなサービス拡張や新データセンター設置などを通じて、Zero Trust Everywhereのための継続的な投資を進める方針だ。説明会ではその具体的な取り組みとして、セキュリティプラットフォーム「Zero Trust Exchange」を中核とした、3領域のソリューションを紹介した。