KDDIは2025年8月8日、Starlinkを活用した船上Wi-Fiサービス「フェリーWi-Fi」を、新日本海フェリーの新造船「けやき」の船内全域に展開することを発表した。
Starlinkアンテナの船上設置イメージ
けやきは北海道・小樽から京都府・舞鶴間を約21時間で航行するフェリーで、今年11月14日に就航を予定する。
「けやき」の外観、船室、スクリーンルーム
これまでのフェリーWi-Fi導入船舶では、利用はエントランスホールやレストランなど一部共有エリアに限定されていたが、けやきでは全客室を含む船内全域で高速インターネットが利用可能になる。
利用料金は、auユーザーおよびau Starlink Direct専用プランのユーザーは無料。その他のユーザーは24時間あたり1500円。
フェリーWi-Fiは今年1月にサービス開始。船上でも衛星通信により最大220Mbpsの高速通信を実現しており、家族や友人との連絡、動画視聴、旅先の情報収集など、さまざまな用途に利用されている。現在、6隻の船舶に導入されており、2025年度中に10隻へ拡大する予定。