フォーティネットジャパンは2025年7月22日、クラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム(CNAPP)「Lacework FortiCNAPP」(以下、FortiCNAPP)の機能を強化し、合わせてAWS Marketplaceにおけるセキュリティ製品の提供を拡充した。
今回の機能強化によりFortiCNAPPでは、AWS CloudTrailによるAPIアラートを15分未満で受信可能にしたほか、資産間の関係性やリスクを可視化する「Explorer」機能、Windowsワークロードに対応したエージェントレススキャン、エージェントの展開状況を管理するフリート管理機能などを新たに実装。脅威の検知・対応・修復を迅速化し、クラウドセキュリティ運用の効率を高めるという。
一方、AWS Marketplaceでは、WAFやボット対策、API保護などを統合したWAAP(WebアプリケーションとAPI保護)ソリューション「FortiAppSec Cloud」、Microsoft 365、Google Workspace、Slack、TeamsなどのSaaS向けの脅威対策「FortiMail Workspace Security」、AIベースの脅威検知を提供する「FortiNDR Cloud」、複雑なシステム環境でのログ管理やインシデントレスポンスに対応する「FortiSIEM」の提供を開始。フォーティネットはAWSの「Security Incident Response」専門認定も取得しており、ネイティブ連携によるプロアクティブな支援体制を整える。
同社は、WAAPやNDR、SIEM、CNAPPといったセキュリティ機能を一元的に提供することで、分散・複雑化するクラウド環境における保護体制の統合と最適化を目指す。また、1日単位の従量課金型ライセンス「FortiFlex」により、必要なセキュリティを必要なタイミングで導入できる柔軟性も提供する。