アンリツはプライベートイベント「TECHNO PLAZA」を20年ぶりに開催する
アンリツはプライベートイベント「TECHNO PLAZA 2025」を2025年7月10日~11日の2日間、TFTホール(東京都江東区有明)で開催するのに先立ち、メディア向け説明会を7月9日に開催した。
TECHNO PLAZAは、アンリツグループの次世代のソリューションとテクノロジーを披露する展示会で、約20年ぶりの開催となる。代表取締役社長 グループCEOの濱田宏一氏によれば、この20年ほど開催していなかったのは、「3G、4G、5Gと技術の進化が分かりやすかったため」。しかし、「ここに来てモバイル技術もだんだんコモディティ化してきて、新しい技術への転換点が来た」ことから、20年ぶりの開催を決めたという。
アンリツ 代表取締役社長 グループCEO 濱田宏一氏
展示するのは、「10年先、20年先のアンリツを支えていく技術」だ。既存の製品は一切なく、「私としても非常に素晴らしいものができたのではないか、と自負している」と濱田氏は述べた。
展示スペースは「次世代通信」「医薬品・医療」「スマートファクトリー」「モビリティ&エネルギー」「先端技術・センシング」の5つの技術テーマと「サステナビリティ」の計6つのエリアで構成される。
特色の1つといえるのが、アンリツの売上の62%を占める通信計測以外の展示にも非常に力が入っていることだ。
例えば、医薬品・医療関連では、アンリツが培ってきた光技術を用いた医薬品成分の透過検査や眼科検査などの次世代ソリューションが展示される。
TECHNO PLAZA 2025の概要
アンリツの2025年3月期の売上は1129億円。通信計測事業をさらに発展させながら、こうした新領域でも1000億円の売上を実現し、「2030年に6G+新領域で2000億円企業を目指している」と濱田氏は語った。
TECHNO PLAZA 2025は7完全招待制で開催され、約1000名の来場者を予定している。