KDDI、5G SAスライシングソリューションを放送事業者向けに提供開始

KDDIは2025年4月17日、5G SA(スタンドアローン)でネットワークスライシングを活用したソリューションを、放送事業者向けに提供開始したと発表した。

同ソリューションは、観客などが利用する一般のスマートフォンのネットワークと、映像回線として利用するネットワークを論理的に分離することにより、映像中継に必要な通信品質を安定的に提供する。

ケーブルの敷設を必要とせず無線での中継が可能となるため、映像中継が大幅に簡易化されるなど、専用機器の置き換えによるコスト削減が見込まれる。また、スマートフォンカメラやドローンを活用した映像中継では、多様な視点による臨場感ある映像体験の提供が可能になる。

KDDIは、野球や陸上競技などのスポーツ中継制作をユースケースとして想定しており、3月18日~30日まで実施された第97回選抜高等学校野球大会の中継において、毎日放送が同ソリューションを利用。これにより、スマートフォンで撮影した縦型動画の映像制作を中継内で実現できたという。

スマホで撮影した映像を中継で放送した様子

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