さくらインターネットは2025年4月16日、生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第3弾としてVMシリーズ「高火力 VRT(バート)」の提供を開始した。
高火力 VRTはNVIDIA Hopper GPUを採用し、GPU1枚単位かつ時間単位での利用ができるVM型GPUクラウドサービス。機械学習やディープラーニングなどの大量の計算が求められるタスクや、AIを含むリアルタイム性が求められる分野でも高速に処理できる。使いたいときに使いたい分だけ処理内容に合わせて最適なプランを選択できるため、コストの最適化にもつながる。
生成AI向けクラウドサービス「高火力」の第3弾「高火力 VRT(バート)」
同社は2024年1月より、大規模言語モデルなどの生成AIの利用を想定した「高火力 PHY」サービスを開始。高火力 PHYはGPUサーバーを1台単位で利用するサービスで、2024年6月から第2弾としてコンテナーシリーズ「高火力 DOK」を提供していた。
高火力 VRTの提供プランは、NVIDIA V100と、NVIDIA H100(β版)の2種類。NVIDIA V100の料金は、時間額の場合は1時間481円、日額は1日1万1550円、月額の場合は1月23万1000円(すべて税込み)。
また、2025年6月30日まで、NVIDIA H100(β版)を割引価格で提供するリリース記念キャンペーンを実施している。1時間500円(時間額の場合。通常価格990円)などのキャンペーン価格で利用できる。