NTTデータグループ、200拠点8万人が利用する基幹網にオブザーバビリティ基盤「New Relic」導入

NTTデータ先端技術は2024年10月10日、オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relicと共同で、NTTデータグループの基幹ネットワークにオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」を導入したことを発表した。2024年8月に本格運用を開始している。

NTTデータグループは、2021年からの4カ年計画で、国内グループ会社およそ70社、200拠点、8万ユーザーが利用する基幹ネットワークの最新化を進めている。

この新基幹ネットワークは、トラフィックがさらに増大しても安定的にサービス提供できるよう設計が大きく見直され、NFV(ネットワーク機器の仮想化)、ローカルブレイクアウト、ゼロトラストセキュリティなどの最新のテクノロジーを採り入れている。

この最新化において、レジリエンスの強化という観点では、ハイブリッドクラウド環境で複雑化した大規模でモダンなネットワークをいかに可視化し、問題検知と復旧を迅速化するかが課題だった。そこで複数のオブザーバビリティ製品を比較検討した結果、機能面・非機能面の要件をすべて満たし、コスト面での優位性も高いことなどから「New Relic」が採用されたという。

NTTデータグループではこれまで、ネットワークの帯域監視、トラフィック監視、経路監視、接続監視を行うためにそれぞれ専用のツールを利用していたが、「New Relic Network Performance Monitoring(NPM)」を導入し、これらの監視機能を統合。従来に比べて細かな粒度で監視できるようになることで、問題が生じた原因調査の際に、瞬間的なトラフィック増を把握してトラブルシューティングなどに役立てることが可能になった。

また、直感的な操作が可能で、習熟に要する期間が想定より大幅に短くなり、オペレーターのスキルに左右されず、均質に基幹ネットワークの監視を行えるようになるなど、複数の効果を得ているという。

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