リコージャパン、社内情報を活用し回答を作成する生成AIソリューション

リコージャパンは2024年6月28日、働く人にとっての仕事のバディ(相棒)のように業務遂行を支援するAIソリューション「RICOH デジタルバディ」「RICOH Chatbot Service デジタルバディ」の提供を開始した。

両ソリューションは、「お客様の要望にあった提案内容を知りたい」「機械の誤操作が原因のヒヤリハット事例を知りたい」といった利用者の質問に対し、生成AIが企業内のナレッジを活用して最適な回答を作成し、質問者に返すもの。あたかも社内の業務に熟達した社員(バディ)が傍らで手助けしているかのように、質問者の業務遂行を支援するという。

RAG(LLMによるテキスト生成と組織が保有する情報などの検索を組み合わせることで、AIの回答精度を高める技術)を活用し、AIと社内情報を連携することでナレッジ活用ができるようになり、AIの回答精度が向上。業務でのAIの活用定着、それによる業務効率化が進むとしている。

RICOH デジタルバディは、社内ナレッジの有効活用により、業務の効率化や生産性向上を実現する生成AI。Webアプリで提供する。

「RICOH デジタルバディ」のイメージ

ユーザーが社内に関する質問を簡約的に入力すると、AIがユーザーの質問の意味を理解し、登録されたデータから回答を作成する。回答の元になる情報は、規定や過去事例・業務報告書といった既存ドキュメントをアップロードするだけで連携させることができるという。

基本の月間質問回数は1万回。それ以上は従量課金で自動追加となるという。

RICOH Chatbot Service デジタルバディは、問い合わせ対応業務を効率化するAI活用型のチャットボットサービス。RAGを活用し、社内文書等の既存ドキュメントの情報を活用して回答を作成する。自社Webサイトやポータル等に設置できるほか、Webアプリやスマートフォンでも利用できる。

「RICOH Chatbot Service デジタルバディ」のイメージ

「RICOH Chatbot Service デジタルバディ」のイメージ

情報が記載されたファイルをチャットボットにインポートするだけで、生成AIがファイルのデータをもとに、問いに対する回答を作成。一般のチャットボット運用に必要なQ&Aの作成が不要になり、Q&Aの別途作成やメンテナンスの作業時間がなくなるとしている。ファイルはPDF形式で1000ファイルまで簡単に登録ができるという

基本の月間質問回数は500回で、有償で回数の追加が可能。

両ソリューションとも価格は要問い合わせ。

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