前回、前々回とFMCについて紹介してきたが、FMCの初期投資を少なくするにはもう1つ、PBXの機能をSaaSで提供する「クラウドPBXサービス」を活用する方法がある。図表のように、クラウド内のPBXサーバーと、FMCを連携させれば、自社内に固定電話機のみを置き、それと携帯間で内線通話が可能になる。
例えば、クラウドPBXサービスを提供している2社が、これを実現している。アジルネットワークスは自社のクラウドPBX「アジルフォン」とウィルコムの「W-VPN」を、リンクが自社の「BIZTEL」とKDDIの「ビジネスコールダイレクト」をそれぞれ連携させてサービスを提供中だ。
図表 FMCサービスとクラウドPBXの連携イメージ |
[#01]シンプルかつ使いやすくなった法人向け携帯割引
[#02]FMCでコスト削減と業務効率アップ
[#03]「FMC=大企業」は大間違い
[#05]企業間通話を無料化できる「.Phoneユビキタス」
[#06]拠点間・県外通話コストをひかり電話で大幅カット
[#07]広げよう「ひかり電話の輪」