SPECIAL TOPIC会議から1万人のオンラインイベントまで コラボレーションの場はリアルからTeamsへ

コロナショックの影響で伸びるコラボレーションツール市場。特に利用者数が拡大しているのがMicrosoft Teamsだ。2020年4月時点の利用者数は、全世界で1日当たり7500万人。Web会議から資料の共同編集、最大1万人のオンラインイベントまでを安価かつ簡単に実現できる。

1万人のイベントをオンラインで リアルにはない機能とROI会議や共同作業の場がオンラインに変わる中で、最近では「社内研修や外部向けのセミナーなど、イベントのやり方も変わってきている」と吉田氏。

実はTeamsは大規模なイベントをオンラインで開催できる「ライブイベント」機能も備えている。Teams会議の参加人数は最大250人(今後300人に拡張予定)だが、ライブイベントは1万人まで参加可能。7月1日までは期間限定で2万人まで参加者枠を拡張している。なお、ライブイベントで用意されている以上の規模になる場合は「Microsoft Stream」というストリーミング配信用のアプリケーションを利用すれば最大10万人に向けて配信できる。

ライブイベントもTeams会議と同様、セットアップは非常に簡単だ。まずは日時を決め、次に誰でも参加できるパブリックイベントか、出席者が特定の人やグループに制限されるプライベートイベントかを選択するだけで完了する。あとはライブイベントのURLを参加者に共有するだけだ。「オンラインイベントの開催は敷居が高いと思われているが、ライブイベントなら数ステップでできるので、お客様にはこんなに簡単にできるのかと驚かれる」

イベントの参加者はプロデューサー、発表者、視聴者の3種類に分けられる。プロデューサーは開催側で必ず1人立てる必要があり、ライブイベントの進行を仕切ったり、視聴者に流す画面を切り替える操作をする。プロデューサー用の操作画面も分かりやすく作られており、特別な技術は必要なく直感的に扱うことができる。発表者は文字通り、イベントにおいてプレゼンテーションをする人で、音声・ビデオで参加する。この2者以外が視聴者となる。視聴者は参加URLをクリックして視聴するだけで、基本的には音声もビデオもオフのままとなる(質疑応答やディスカッションの間だけなど、一時的に視聴者を発表者に昇格させることは可能)。

図表2 ライブイベントの構成イメージ

図表2 ライブイベントの構成イメージ

ライブイベントの用途としては、最近は「社長の講話を社員に向けて配信したり、決算発表会や株主総会、研修などが増えている」。新型コロナウイルス対策として、小学校の卒業式を保護者に向けてライブ配信した事例もある。

「我々自身もライブイベントを使ってみて利便性を実感した。通常のイベントでは200人集めるのもなかなか大変だが、ライブイベントでは述べ約6000人に参加いただいた。視聴側は参加のハードルが下がり、開催側としては費用対効果が高い。フィジカルなイベントだけが必ずしもいいわけではないという気づきがあった」

また、現実空間では難しいがライブイベントなら簡単に実現できることもある。例えばイベント中に「Microsoft Forms」を利用してアンケートフォームを参加者に送れば、その場で回答してもらえるうえ、集計結果も即座に分かる。さらに質疑応答の際、寄せられた質問を全体公開するかどうかを、開催側が選べる点もオンラインならではの利点だ。

ライブイベントは、フル機能版のTeams利用も含まれた「Office 365 E1」という月額870円のライセンスが最低1ユーザー分あれば可能で、「他社と比べても圧倒的に安価だ」。

日々の会議、共同作業から大規模なイベントまで、Microsoft Teamsはチームのコラボレーションを必ず加速・強化してくれるだろう。

<お問い合わせ先>
日本マイクロソフト株式会社
セキュア リモート窓口:
https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/security/remote-work.aspx

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