NTT、東京オリパラで世界最高密度のWi-Fi環境を構築

NTTは2019年6月20日、東京オリンピック・パラリンピックに向けたグループとしての取り組みを発表した。5Gを活用したサービスを観客や訪日外国人に提供するほか、メイン会場では世界最高密度のWi-Fi環境を構築する予定だ。

NTTは2019年6月20日、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーの募集を今月24日から開始すると発表。併せて、東京オリンピック・パラリンピックに向けたグループとしての取り組みを紹介した。

NTTでは聖火ランナーの募集を今月24日より開始する

NTTグループではドコモが来春より5Gの商用サービスを開始する。東京2020大会では、観客向けに臨場感のある新たな観戦スタイルなど、5Gを活用したサービスを提供する計画だ。

また、メイン会場となるオリンピックスタジアムと東京スタジアムでは、世界最高水準の高密度なWi-Fi環境を構築する。約6万8000人を収容するオリンピックスタジアムには、1300のアクセスポイント(AP)を設置する予定。「70席に1つの割合でAPを置くことで、スマートフォンで動画を支障なく視聴できるようにする」と澤田純社長は語った。

オリンピックスタジアムでは1300のアクセスポイントを設置する

大会期間中は、競技会場の最寄り駅周辺の混雑が予想される。そこで東京メトロと連携し、改札の入退場データやダイヤ情報など交通関連のデータと、スマホなど携帯端末から得られる人の流れなどのデータを掛け合わせ、AIを使ってどの改札、どの出口がどのように混んでいるのかを予測し、混雑の緩和や円滑な輸送を実現するソリューションを作りたいという。

東京メトロと連携し、混雑緩和や円滑な輸送の実現を目指す

このほか、車椅子やベビーカーの人が移動しやすいように、競技会場と最寄り駅の間にある階段や障害物などの情報をデジタル化し、最先端の測位や地図で道案内するスマホ向けソリューションも検討している。

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