企業ネットワーク最前線

【全社員1000名にiPhone導入】ブリティッシュ・アメリカン・タバコが目指すのは“人中心”のiPhone活用

文◎重森大(ITライター)、business network.jp編集部 2014.07.29

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

世界第2位のタバコ会社の日本法人であるブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは、全社員約1000名にiPhoneを導入している。これは同社グループ内でも世界初の試み。スマートフォンの業務活用への期待が世界中で高まるなか、「日本がモデルケースになっていきたい」という。

英ロンドンに本社を置くブリティッシュ・アメリカン・タバコ・グループは、世界190カ国以上に展開する最も国際的なタバコ会社だ。ワールドワイドでのマーケットシェアは第2位。日本では「ケント」や「クール」「ラッキー・ストライク」などのブランドがよく知られている。

その日本法人であるブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンには約1000名の社員がいるが、同社は昨年12月からiPhoneの導入を開始。今年2月に全社員への配布を完了した。世界190カ国以上でビジネスを行うブリティッシュ・アメリカン・タバコ・グループの中にあって、全社員にiPhoneを導入したのは日本が初となる。

 

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン IT サービスコーディネーター ジャパンの大内健一朗氏(左)と、人事担当でマネジメント トレーニーの清 祐貴氏。清氏はiPhone導入の際のプロジェクトメンバーとして、iPhoneによる社員の生産性向上に取り組んでいる

意外に高くなかった全社員へのiPhone導入コスト

iPhone導入のきっかけは、フィーチャーフォンの契約が更新時期を迎えたことだった。

「市場を見るとスマートフォンが普及しており、『我々もどこかのタイミングでスマートフォンを導入するだろう』というのは、念頭にありました。ただ、その導入時期が今なのか。検討には多くの時間を費やしました」とIT担当の大内健一朗氏は説明する。

最大の検討課題の1つとなったのは、やはりコストだ。同社では従来からフィーチャーフォンを全社員に配布していたが、これをスマートフォンにすべて切り替えれば、当然コストは増大する。

全社員にスマートフォンを配布すべきなのか、それとも部門や職位ごとに考えるべきなのか――。

いくつかのシナリオを作成したうえで検討を進めたというが、「スマートフォンを持っている/持っていないで社員の業務効率に差が出るのはよくない」という議論があったのに加えて、経営層もスマートフォン導入に意欲的だった。

そして、コストについても、詳細に計算していくと、意外に高くならないことが分かった。

「一部の社員にモバイルデータ通信カードを配布していましたが、スマートフォンにすれば、テザリング機能で代用可能になります」。さらに、携帯キャリアの統一、通話時間や通信先など、現状の通信状況についてフィーチャーフォンを契約していたKDDIに仔細に分析してもらったところ、契約内容の見直しによって、コストに大きな変動がない見通しがつき、最終的にスマートフォンを導入することになった。

iPhoneを選択した理由の1つはセキュリティ面だという。「検討当時、Androidには脆弱性のところで不安がありました」

通信キャリアは、フィーチャーフォンと同じくKDDIを選択した。

「スマートフォンは、従業員の生産性を大きく向上させる可能性を秘めています。しかし、当社は、テクノロジーを駆使してビジネスを推進する企業ではなく、IT部門もスマートフォンに関する知見を十分に持っているわけではありません。そこでコストだけではなく、ITパートナーとしてのソリューション力も重視しましたが、各社から頂いた提案の中で最も具体的だったのがKDDIでした」

スペシャルトピックスPR

1810prtg
1810riverbed
ribbon1809

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】エッジコンピューティング最新案内
<Part1>モバイルキャリアが描くエッジ活用 <Part2>NTT東日本のエッジ拠点に潜入 <Part3>MEC標準化の最新動向 <Part4>AWSとAzureのエッジコンピューティング戦略 <Part5>製造業IoTを加速するEdgecross <Part6>エッジコンピューティングを支えるネットワーク

[インタビュー] ●ネットワンシステムズ 荒井透社長COO 
[ビジネス最前線]●SD-WAN×セキュリティで攻勢/●Ubiquitiが仕掛ける価格破壊 [技術&トレンド]●気づかぬ間に給電 [商品特集]●ネットワーク監視/●次世代FW

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

ゾーホージャパン低価格フローコレクターで
シスコ機器を使い倒そう!

シスコ機器が備えるNetFlowやIP-SLAを活用し、きめ細やかな監視を!

リバーベッドテクノロジーアプリの体感品質を可視化 そのトラブル解決に留まらない効果とは?

「SaaSのレスポンスが遅い」。IT部門の悩みをリバーベッドで解消!

ライトL3スイッチ「SWX3100-10G」行き詰まる小規模NWを変革しよう

高価なレイヤ3スイッチには手が出ないが……。そんな悩みに、新たな選択肢をヤマハが提供する。

IntelligentAVAIエンジンで未知の脅威も自動検知

ウォッチガードのUTMに、マシンラーニングでマルウェアを検知する「IntelligentAV」機能も加わった。

Gigamon通信事業者での採用実績多数!
セキュリティ機器コストも大幅削減

今注目のネットワークパケットブローカー。そのNo.1メーカーとは?

PRTG Network Monitorネットワーク監視を簡単スタート!

NW監視の重要性は分かっているが、人材も予算も不足――。そんな企業に知ってほしいのが「PRTG」だ。

Big Switch Networksウンザリする運用管理とサヨナラ

大量のスイッチを個別に設定・管理する従来型NW運用を、Big Switch NetworksのSDNで革新しよう!

ユニアデックス次世代のネットワーク運用とは?

先進企業はもう始めている「Big Cloud Fabric」によるネットワーク運用変革を事例に学ぶ。

リボン・コミュニケーションズ多様なリアルタイムコミュニケーションでシームレスな通信を実現!

SBCを強みとする2社が合併して誕生したリボン・コミュニケーションズ

SAS Institute Japanデータ解析、もうやり尽くしたと思うのはまだ早い

さらなる品質改善やコスト削減を実現したあの先進企業とは?

潜伏する脅威をAIが検知!
産業用制御システムやIoTも守備範囲

日商エレクトロニクスのセキュリティ対策が“新ステージ”に突入する!

リボン・コミュニケーションズTeamsの電話機能にいち早く対応
UCを狙ったサイバー攻撃対策も

Microsoft TeamsとPSTNをつなぐリボン・コミュニケーションズ

UNIVERGE Aspire WX電話やUC機能を全方位にカバー
中小企業の多様な働き方を強力支援

NECが5年ぶりの中小向けキーテレフォン「UNIVERGE Aspire WX」

F5ネットワークスセキュリティやGi-LAN仮想化など
モバイルインフラの強化に貢献

5G移行を控えた今、F5ネットワークスはどんな価値を提供できるのか?

アクセスランキング

tc1809
iot24

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます