ダイナミック周波数共用の2.3GHz帯、申請したのはKDDIのみ

総務省は2022年4月4日、初のダイナミック周波数共用の実用化として注目を集めていた、2.3GHz帯の5G用周波数の申請受付結果を発表した。申請したのはKDDI/沖縄セルラー電話の1者のみで、同社への割当が事実上決まった。

ダイナミック周波数共用とは、既存の無線システムが使用していない場所および時間帯で動的に周波数を共用すること。今回割当対象となった2.3GHz帯(2330-2370MHz)は、放送業務や公共業務に割当済みだが、使用していない場所および時間帯で5G用として使用できる。

今後、総務省は申請の審査を行った後、電波監理審議会に諮問し、割当を正式に決定する。

初のダイナミック周波数共用となる2.3GHz帯の割当の概要
初のダイナミック周波数共用となる2.3GHz帯の割当の概要

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