ブルーコートが帯域制御装置「PacketShaper」の新バージョン投入――WebアプリのURLをカテゴリー別に分類

ブルーコートシステムズは2010年11月18日、帯域制御装置「PacketShaper アプライアンス」向けソフトウェアの新バージョンである「PacketShaper8.6」を発表し、アプライアンスへの搭載を開始した。また、同ソフトウェアを搭載したハイパフォーマンスモデルの「PacketShaper 12000 アプライアンス」と、機能強化したレポーティングプラットフォーム「IntelligenceCenter 3」も提供する。

PacketShaperは、ネットワーク上のトラフィックをアプリケーションレベルで可視化して制御する装置。リアルタイムで監視し、使用状況、レスポンスタイム、健全性を評価する。

新バージョンでは、クラウドベースの「Blue Coat WebPulseサービス」に対応した。WebPulseは、同社の7000万ユーザーで構成されるコミュニティ内で情報を共有することで、広範なWeb認識を実現する。WebPulseとの連携により、Webアプリケーションやコンテンツをリアルタイムに判定してカテゴリー分けできるようになったという。「URLカテゴリー別分類」機能により、数千万におよぶWebサイトや数十億のURLを、80カテゴリーに分類し、類似コンテンツを一括して管理することで、所定のポリシーを適用できる。

「URLカテゴリー別分類」機能のイメージ。(1)PacketShaperがリクエストを確認して(2)ローカルキャッシングをチェック、(3)クラウドのWebPulseに問い合わせて(4)カテゴリーを探索し、(5)ポリシーを適用する

「PacketShaper 12000 アプライアンス」は、現行の最上位機種である「PacketShaper 10000 アプライアンス」のパフォーマンスを2倍以上に高めた。企業で利用されている一般的なトラフィックの場合、最大3Gbpsの集約スループットを管理可能で、アプリケーションやコンテンツが混在する複雑な状況でも大容量プラットフォームを提供する。2010年12月に出荷を開始する予定。

「PacketShaper 12000 アプライアンス」の外観

IntelligenceCenterは、分散配置したPacketShaper アプライアンス群について一元的にレポートを発行する。8.6を搭載したことで、URLカテゴリー別分類機能に対応したレポートの作成を実現した。「IntelligenceCenter 3」では、一般的な企業規模でのレポート用データ収集の拡張性を10倍に高めたほか、ロールベースのアクセス制御を追加し、ネットワーク管理者がロールや機能を定義する際の自由度が向上している。

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