6Gに向けた最新の技術トレンドをテーマとするセミナープログラム「Keysight World 2021」が、10月12日から2週間にわたってオンラインで開催される。
Keysight Worldは、電子測定器ベンダー・キーサイトが毎年開催しているプライベートイベント、新型コロナ対策のため昨年からはオンラインで行われている。
今年のKeysight World 2021で特筆されるのは、例年行われているエンジニア向けの分野別技術セミナー(テクニカルウィーク、10月18日~22日)に先駆けて、経営者、マネージャー、ビジネスリーダー向けの技術・ビジネスセミナーとして「メインイベント」(10月12日~14日)が実施されることだ。技術トレンド、パネルディスカッション、各種テクノロジーのデモンストレーションなどがグローバルな視点で展開される。オープニングには、キーサイトのプレジデント兼CEO Ron Nersesian氏による基調講演が3日間共通のプログラムとして組み込まれている。
Keysight World 2021のテーマは、無線通信技術の進化により実現が見込まれる「あらゆる人とモノがつながる世界」。これを成し遂げるための方策が「コネクティビティーの未来」(10月12日)、「デジタルトランスフォーメーションの推進」(10月13日)、「つながる世界のセキュリティー」(10月14日)の3日間のセミナー、計21のセッション(重複を除く)で示される(図表1)。
セミナーは、事前に収録したビデオを、参加者が登録した地域の開催スケジュールに沿ってオンライン配信する形で実施される。講演などは英語で行われるが、Keysight World 2021のメインイベントでは、すべてのセッションが日本語の字幕を付けて配信されるため、英語に強くない人でも問題なく参加できる。
詳細なプログラムは、「Keysight World 2021 オフィシャルサイト」で知ることができる。その中からいくつか、読者に向けてお薦めするセッションを紹介したい。
図表1 Keysight World 2021東京 メインイベントのセミナースケジュール