NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は2021年7月14日、リモートワーク環境下で急増するオンライン会議など、映像コミュニケーションの通信品質を向上する新たなオプションサービス「法人向けOCN光 IPoEサービス ワイドプラン アプリコントロール」の提供を開始すると発表した。
「OCN光 IPoEサービス ワイドプラン アプリコントロール」のイメージ図 |
リモートワークが急速に拡大するなか、ビジネスコミュニケーションの手段として、オンライン会議などの映像コミュニケーションへのニーズが大きく増加している。主要なオンライン会議サービスであるMicrosoft Teams、Cisco Webex、Zoomを合計した通信トラフィックは前年比4.1倍に急増し、ネットワークの一時的な混雑による映像コミュニケーションの品質低下や、他の業務への影響も課題になりつつある。
NTT Comは法人向けインターネット接続サービス「OCN光 IPoEサービス ワイドプラン」を、従来のPPPoEサービスやIPoEサービス標準プランに比べて大容量化した通信設備で提供してきたが、アプリコントロールはさらにオンライン会議3サービスの通信用として帯域を追加し、利用できる帯域幅を既存のワイドプランに比べて約4倍に拡張するとともに、その他の通信と区別して処理するものだ。これにより、オンライン会議サービスをより安定した快適な通信環境で利用できるという。
アプリコントロールを利用することで、大規模な回線増設工事を実施することなく、オンライン会議3サービスによるトラフィック増加への対策も可能だ。
利用料金は、税込6380円 (税抜5800円)。別途、法人向け「OCN光 IPoEサービス ワイドプラン」の利用料金が必要。