「里山通信」が携帯圏外から静止画の長距離送信に成功

フォレストシーは2021年2月25日、「里山通信」事業において、LPWA無線対応カメラ「GeoCam(ジオカム)」を開発し、携帯電話の通信圏外から撮影、送信した画像を中継機と親機を経由してクラウドシステムにアップロードする事に成功したと発表した。


実験のイメージ

GeoCamは乾電池もしくはソーラーバッテリー等の独立電源で稼働し、定点撮影した低解像度画像を、独自のLPWA遠距離無線通信規格「GEO-WAVE(ジオウェイブ)」により送信する屋外用カメラ。送信された画像を、中継機・親機を介しクラウドシステムにアップロードすることで、遠く離れた場所からでも撮影地点の様子を確認できる。

現状は試験機だが、既にいくつかの自治体で実証実験に使われており、日常的に人が訪れない場所や危険な場所の遠隔監視、見守りなどでの利用が期待できるという。

GeoCamは2021年8月頃の発売を予定している。


フォレストシーの敷地内を流れる河川の様子を「GeoCam」で撮影し、
GEO-WAVEで送信した写真(画像サイズ:QVGA)をクラウドシステムにアップロードしたもの

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