定期的なアップデートで機能強化　携帯からの外線着信も転送可能にそして最大の特長とも言うべきなのが、四半期に1回のペースで定期的にアップデートを行っていることだ。

音声専門のSEが現場から寄せられるさまざまな声を機能改善につなげており、「携帯電話番号での着信制御（以下0A0制御）」のように新たな機能も生まれている。

0A0着信制御は、携帯電話番号による外線着信をConnecTalkのネットワークを経由することで、内線での着信と同様に、転送や応答メッセージなどの機能が利用できるサービスだ（図表2）。

図表2　「0A0着信制御」のイメージ

これにより、外線着信した通話をいったん保留した後、他の携帯電話や固定電話の内線番号に転送したり、あらかじめ設定しておいた番号に転送するといったことが可能になる。

具体的には、取引先が携帯電話でかけてきた電話にどうしても出られないような場合は、同じチームのメンバーのスマートフォンや部署のグループ番号に転送すれば、代わりに対応してもらうことができる。携帯電話番号で受信した電話を保留し、別の担当にそのまま転送して取り次ぐことも可能だ。

また、会社の番号宛てにかかってきた電話をスマートフォンで受けられるようにすると、夜間や休日なども対応せざるをえなくなるが、スケジュール機能と合わせてメッセージを登録しておけば、営業時間外の電話については対応せずに済む。

0A0着信制御は「他社にはない画期的な機能です」と福嶋氏は胸を張る。

（左から）ソフトバンク 法人プロダクト＆事業戦略本部 法人サービス施策推進統括部の藤川達也氏、福嶋彰氏、同 デジタルオートメーション事業第2統括部の山之腰卓氏

緊急事態宣言の解除後、一部の企業ではオフィスに回帰する動きが見られるとはいえ、現状では新型コロナウイルスの収束の兆しが一向に見えず、リモートワーク中心の働き方は今後も続くことが予想される。そうした中で、新たにConnecTalkを導入したり、すでに導入している企業ではバックヤード部門にもスマートフォンを配布し、出社せずに電話を受けられる体制を構築する動きが加速しているという。

今からでも遅くはない。ConnecTalkで自社の電話を見直してみることをお薦めしたい。

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