ドコモと東京大学、5GとMECを活用した協調運転支援の実証に成功

NTTドコモと東京大学大学院情報学環中尾研究室は2018年11月28日、5Gとマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC)を活用した協調運転支援の実証に成功したと発表した。

次世代のモビリティでは、運転支援・遠隔制御に関する制御情報を車両に伝送することによる、協調運転制御の実現が期待されている。そのためには、車々間や路車間などの幅広い運転に関する情報を、低遅延かつ高信頼性のネットワークで共有できることが不可欠だ。

そこでドコモと東京大学は11月19日から21日の間、5GとMECを活用することで、無線区間の伝送遅延を約1ミリ秒に抑えられる環境で、協調運転支援の実験を行った。具体的には、4.45~4.85GHz帯の400MHz幅を用い、5G環境を構築。3台のラジコンカーが任意の走行コースを、安定した軌道でコースを外れることなく、かつ接触することなく安定して走行できることを実証した。

実証実験の環境
実証実験の環境

今回の実証実験は、特定のコース内で限られた台数を制御するものであり、実用化に向けて、さらに制御の難易度が高い環境での検証を進める予定だという。

実験のシステム構成
実験のシステム構成

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