NTTコミュニケーションズ2015年1月15日、資生堂のグローバル共通の新コミュニケーション基盤を構築したと発表した。この1月から本格利用が始まっている。
このコミュニケーション基盤は、NTTコムの企業向けクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」と日本マイクロソフトのOffice 365を併用する形で実現されており、メール・スケジュール管理、電話会議、Web会議、ファイル共有、チャット、BYODなどの機能を含んでいる。
資生堂は89の国・地域で事業を展開しているが、従来はそれぞれの国・地域、あるいは組織ごとに個別仕様でシステムを構築していた。このため効率的な情報共有が難しく、情報伝達のスピードや稼働効率というコスト面で課題があったという。今回の新コミュニケーション基盤は、こうした課題の解決を狙ったもの。
ExchangeやSharePointは、NTTコムのクラウド基盤上に構築され、プライベートネットワーク「Arcstar Universal One」経由で接続。電話会議やWeb会議、チャットを実現するLync OnlineはOffice 365を利用し、インターネットからどこでも接続可能というハイブリッド構成になっている。
| 資生堂の「新コミュニケーション基盤」の構成イメージ |
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