「極端な言い方かもしれないが、『IPネットワークがないと生きていけない』という状況になりつつある」。こう指摘するのは、「企業ネットワーク変革Day 2014」に登壇したテクノバンの半澤直樹氏である。
同氏が言う通り、IPネットワークは今や欠かせない社会インフラ。今後ますます重要性が増していくことも間違いないが、そうしたなか自社のネットワークをさらに発展させていくためには何が重要なのか。「あなたのネットワークを輝かせる! 次世代ネットワークの活用法」と題して半澤氏はそのポイントを紹介した。
テクノバン ITビジネス第2本部 インフラソリューション部 ネットワークソリューションチーム ICTクリエイター 半澤直樹氏 |
輝くネットワークを実現するのはBYOD、ワイヤレス、UC
半澤氏は、“輝くネットワーク”を作り出すためのキーワードを3つ挙げる。まずは「BYOD」だが、少しユニークなのは従業員の私物端末だけではなく、顧客などの私物端末の活用も視野に入れていることだ。「サービス提供者側は、デバイスの調達、保守などが不要になるので、サービス提供コストを低減できる」
2つめのキーワードは「ワイヤレス」だ。ここでいうワイヤレスとは、無線LANを指している。「ワイヤレスのメリットは、ネットワークへの参加ハードルを大幅に下げ、どこからでも簡単にネットワークに参加可能になること」だという。
そして、最後のキーワードは「UC(ユニファイドコミュニケーション)」である。「UCのメリットは、ネットワークの参加者同士のコミュニケーションの活発化と効率化にある」
輝くネットワークを実現するための3つのキーワード |
では、これらのキーワードを活用すると、どんな“輝くネットワーク”を実現できるのか。半澤氏が紹介した具体例の1つが、コペンハーゲン空港である。