NECがキャリアネットワーク事業の成長戦略を発表LTEでの実績など柱に2012年度9000億円目指す

NECが2012年度に向けたキャリアネットワーク事業の成長戦略を発表した。成長性が高く、かつ同社の強みが発揮できる4つの事業戦略に集中。売上9000億円を目指す。

海外売上比率40%目指す

3つめの海洋システムについては、国際間データ量の増大により、新ケーブル敷設需要が継続すると予測。新型海底ケーブルを使用することで、次世代システム 構築に対応していくとした。

サービス&マネジメント事業への取り組みとしては、通信キャリアの売上増、運用コスト低減に貢献するサービスプラットフォーム製品や、OSS/BSSソ リューションの提供が柱となる。安井氏は、「通信キャリアの重点は、インフラから、サービス提供のための上位レイヤに移る」としたうえで、 「NetCrackerのOSSの製品とNECの製品群とのシナジーで対応領域を拡大していきたい」と話した。また、通信キャリアの今後の収益源となるス マートフォン向けのサービス提供やM2Mを支援するサービスプラットフォーム事業や、キャリアクラウド事業、スマートグリッド事業にも注力する。

キャリアネットワーク事業全体における、この4領域の占める割合は2009年度時点で34%という。2012年にはこれを50%に高めるとともに、海外売 上比率の向上も目指す。海外のトップベンダーと伍して戦える領域に集中し、2009年時点で28%の海外売上比率を、2012年度には40%に高めたい考えだ。

OSS/BSS事業を強化(クリックして拡大) 2012年度に売上高9000億円を目指す(クリックして拡大)

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