楽天モバイルの通期黒字化は“射程圏内” 契約者数は950万回線を突破

楽天グループが2025年度 第3四半期(3Q)に関する決算説明会を開催。3Qにおける楽天モバイルのEBITDAは前年同期比175億円増の78億円となり、目標とする「2025年度通期EBITDA黒字化」に向けて着実に進捗していると三木谷社長は話した。また、楽天モバイルの契約回線数は950万件を突破した。

楽天グループ 代表取締役会長兼社長 最高執行役員 三木谷浩史氏

楽天グループ 代表取締役会長兼社長 最高執行役員 三木谷浩史氏

楽天グループは2025年11月13日、2025年度 第3四半期(3Q)に関する決算説明会を開催した(楽天グループは12月が期末)。

3Qにおけるモバイルセグメントの売上収益は前年同期比12.0%増の1187億円、Non-GAAP営業利益は同101億円増のマイナス386億円、EBITDAは同164億円増の112億円だった。

モバイルセグメント 業績ハイライト

モバイルセグメント 業績ハイライト

うち楽天モバイル単体の売上収益は前年同期比31.2%増の952億円、Non-GAAP営業利益は同134億円増のマイナス372億円となった。EBITDAは同175億円増の78億円で、1Q・2Qに引き続き、四半期EBITDA黒字化を達成した。目標とする「2025年度通期EBITDA黒字化」も射程圏内にあると代表取締役会長兼社長 最高執行役員の三木谷浩史氏は説明した。

楽天モバイル単体 業績ハイライト

楽天モバイル単体 業績ハイライト

楽天モバイルの契約回線数は950万回線を突破。三木谷氏によれば、通信ネットワークをパッケージ化した業界特化型のDXソリューションが好調で、「今年度内の1000万回線達成に向け、法人事業にも精力的に取り組んでいく」とした。

契約回線数は950万回線を突破

契約回線数は950万回線を突破

通信品質のさらなる向上に向けては、三木谷氏は2Q決算説明会で「年内に1万局以上の基地局を追加する」と述べていたが、その一部は来期にずれ込む見通し。なお、9月時点で追加整備した基地局数は4611局に達しているという。

9月時点で追加整備した基地局数は4611局

9月時点で追加整備した基地局数は4611局

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