5G利用率はソフトバンク、カバレッジはドコモ
モバイルネットワークに接続している時間のうち、5Gを利用できる割合を示す「5G利用率」はソフトバンクがトップで、「モバイル利用時間の約20%が5Gにつながっている」(ヴィルジコウスキー氏)。なお、3G/4Gを含む利用率では、KDDIとNTTドコモが同率首位だった。

5G利用率はソフトバンクがトップ
カバレッジに関しては前回同様、NTTドコモが首位を維持したが、前回調査からの伸長率は楽天モバイルが最も高かった。「カバレッジ拡大に向けた継続的な投資が功を奏したのではないか」とヴィルジコウスキー氏は分析した。

カバレッジはNTTドコモが優勢
モバイルネットワークがアプリやサービス利用時に安定して十分な品質を維持できるかを評価する「一貫した品質と信頼性エクスペリエンス」では、3期連続でKDDIが首位に輝いた。

一貫した品質と信頼性エクスペリエンスはKDDIが首位
また、地域別に見てみると、関東はKDDI、中部はソフトバンクが優位になるなど、地域によって差が出ることも明らかになった。
5G SAの優位性は?
Opensignal社では、5G SA(Stand Alone)と5G NSA(Non Stand Alone)を比較した調査結果も公表している。5G SAの平均ダウンロード・スピードは252.8Mbps(NSAの約1.7倍)、アップロード・スピードは20.6Mbps(NSAの約1.5倍)だった。
また、ユーザー端末から測定用サーバーまでの遅延は27.9ミリ秒(ms)と、NSAと比べて約25%の遅延を削減。ゲーム/ビデオ・エクスペリエンスや信頼性でも、5G SAが優位であることが示された。










