ブロケード「VLANの知識で大規模マルチテナントを実現」――仮想ルーターVyattaの新版も

「オンデマンド・データセンター構想」を掲げるブロケードが、その第2ステージに関する発表を行った。物理ファブリック内で大規模マルチテナントを実現できる「バーチャルファブリック」や、x86コア当たり10Gbpsのスループットが可能だという仮想ルーター「Vyatta」の上位製品などが発表された。

仮想ルーターVyattaが性能大幅アップで、キャリアにも本格展開

オーバーレイネットワークの領域では、x86上で動作する仮想ルーター「Brocade Vyatta 5600 vRouter」が発表された。従来製品のVyatta 5400の上位製品となる。

Vyatta 5600では、従来1つのソフトウェアイメージとなっていたコントロールプレーンとフォワーディングプレーンを分離したほか、インテル データプレーン開発キット(DPDK)を利用。「これまではすべてのCPUリソースを使うことができなかったが、頭打ちが起こらないアーキテクチャになった」(尾方氏)という。

その結果、x86コア当たり10Gbpsのスループットが可能に。「通信事業者にも使っていただける」パフォーマンスを実現したと尾方氏。具体的なユースケースとしては、従来のサーバー内L3ルーティングや仮想BGPルートリフレクターに加えて、BGPルーティングやACLオフロードなどを想定しているそうだ。Vyatta 5600は12月の提供開始予定となっている。

Vyattaの適用エリア
下2つが従来のVyatta 5400の適用エリア。Vyatta 5600ではさらに上2つも適用エリアとして加わるという

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