楽天モバイルは2025年9月19日、ノキア製の高密度波長分割多重(DWDM)光伝送装置向け遠隔省電力機能を、アジア太平洋地域で初めて4G・5G商用ネットワークに本格導入したと発表した。
この機能は、光伝送装置に搭載されている未使用の拡張用モジュール(機器の基本的な機能を拡張・強化するために追加される部品)を遠隔から制御することで、省エネルギーを実現するもの。ネットワークの省電力化と運用効率の向上を目的として、楽天モバイルからの要件を取り込み、ノキアが開発した。
これにより、楽天モバイルの全国数千カ所にあるエッジデータセンターに導入している拡張用モジュールの消費電力は、従来比で約24%削減可能になるという。遠隔制御によりリソースを最適配分することで、ネットワークの運用コスト削減にも貢献できるとしている。