アライドテレシス、全24ポートが10G・PoE++対応のエッジ向けL3スイッチ

アライドテレシスは2025年12月22日、レイヤー3機能を備えPoE++および10ギガビット通信に対応したスタッカブル型スイッチ「AT-SE540L-28XHm」の受注を開始した。23日から出荷する予定。

アライドテレシスのレイヤー3スイッチ「AT-SE540L-28XHm」の製品外観。前面に多数のイーサネットポートとSFP+スロットを備えた1Uサイズのラックマウント型スイッチ。

同製品は、ダウンリンクにPoE++対応の100M/1/2.5/5/10GBASE-Tポートを24ポート、アップリンクにSFP/SFP+スロットを4ポート備える。全ポートがマルチギガビットに対応しており、既存のCat5eケーブルを利用した最大10Gbps通信も可能だ。エッジネットワークにおける大容量トラフィックを安定して処理し、クラウドサービスや動画配信、オンライン会議などの利用拡大を支える。

給電面では、IEEE 802.3btに準拠したPoE++に対応し、1ポートあたり最大60W、装置全体で最大600Wの給電能力を持つ。Wi-Fi 6/6E/7対応無線LANアクセスポイントや高性能IPカメラ、IoT機器など、消費電力の大きい機器に対しても、1本のイーサネットケーブルで通信と給電を同時に行える。これにより、電源工事の負担軽減やレイアウト変更の柔軟性向上を図る。

セキュリティ機能も強化した。同一ポートでIEEE 802.1X認証、Web認証、MACベース認証を組み合わせて利用できる「Tri-Auth機能」に加え、SSHやSNMPv3といった暗号化・認証機能を標準搭載する。ネットワークエッジにおけるセキュリティ要件の高度化に対応する狙いだ。

さらに、VCS構成による冗長化や、統合管理ソリューション「AMF PLUS」の管理対象としても利用できる。ディストリビューションからエッジまでのネットワークを一元管理し、設定変更や障害対応の自動化によって運用負荷の軽減と迅速な復旧を支援する。

準価格は79万2000円(税込)。保証期間は5年で、保守バンドル型番も用意する。

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