NTT西・マクニカら、自動運転レベル4の実用化に向けた通信システムの実証

NTT西日本 島根支店、NTTビジネスソリューションズ 島根ビジネス営業部、マクニカの3社によるコンソーシアムは2025年9月19日、総務省「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」に採択されたと発表した。

同事業では、島根県美郷町・島根県・中国経済連合会情報通信委員会・島根大学と連携し、運転手の高齢化や担い手不足が顕著な美郷町にて、レベル4自動運転の実現に資する通信システム等の検証に着手する。

具体的には、セルラー通信の帯域確保が難しい区間に、中・長距離に適したWi-Fiサービスや低軌道衛星通信サービスを活用し、比較的安価かつ簡易的に構築可能な通信を整備する。また、協調型インフラ基盤を用いて、中山間地域におけるデマンド型レベル4自動運転を実現するために必要な通信システム要件およびデマンド型自動運転の有効性について、検証を行う。

運行場所は、交通結節点かつ住民が最も多い美郷町役場を通る「粕渕ルート」(片道約2.7km)、交通量が少なくてセルラー回線の電波が圏外となる箇所がある「比之宮ルート」(片道約3.6km)の2カ所。粕渕ルートは2025年12月16日~22日、比之宮ルートは2026年1月22日~28日の期間で実証を行う。なお、実証ではNavya Mobility社製の自動運転EVバス車両「EVO」を使用する。

Navya Mobility社製 EVO(定員9名)

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