KDDIが高輪ゲートウェイシティの新オフィス公開 ロボットや人流解析でスマートシティ

KDDIが、高輪ゲートウェイシティの本社オフィスをメディア向けに公開した。執務室内を走行する配送ロボットや、専用アプリ上でのスマホレジなどが、オフィスワーカーをサポートする。また、人流分析ツール等を活用することで、高輪ゲートウェイシティへの来場者1人ひとりにパーソナライズされたサービス提供も行っていく。

並ばずに買える「スマホレジ」を導入

ハイパー・パフォーマンス体験の実現に向けては、社員専用アプリ「オフィスローソンアプリ」を活用する。同アプリから商品をショッピングカードに入れ、オフィス内のローソン入店後に商品バーコードをスキャンすることで、レジに並ばすに商品を購入することができる。社内を回遊するロボットから商品を買ったり、執務室等まで商品や郵便物をデリバリーするロボットも導入されている。

また、購入履歴をもとに、アプリ上で1人ひとりにパーソナライズされた商品をレコメンドしたり、クーポン配布も行える。将来的には、店舗の無人化に加え、商品の在庫数に応じてリアルタイムに値下げを行うダイナミックプライシングなどを導入する計画だ。

入店後に商品バーコードをスキャンするだけで、レジに並ばすに商品を購入することができる

パートナー企業とのコラボレーション環境も整備

パートナー企業等との共創拠点「TSUNAGU BASE」も本社内にオープン。KDDIが開発・活用するテクノロジーを体験できる「Showroom」スペースには、未来型コンビニ「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」に導入したAIサイネージやロボット技術などが実物展示されている。

「Tomorrow Lab」スペースでは、GPUや冷却装置などのAIデータセンター関連の製品、Starlink機器、ミリ波基地局装置など、KDDIが取り扱う様々なソリューションが紹介されている。自律飛行型ドローン「Skydio X10」を実際に飛行させることができる体験スペースも備える。

「Showroom」スペースの外観

「Showroom」スペースの外観

KDDIでは、業務内容に応じて社員自身が働く場所を選択できる「ABW(Activity Based Working)」も推進しており、キャンプ場をモチーフにしたワーキングスペースや、ウォーキングマシンやバランスボールの設置など、“健康志向”のオフィス環境も整備されている。

「ABW(Activity Based Working)」を推進

「ABW(Activity Based Working)」を推進

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