設定済みAPを購入するだけ 維持費ゼロでWi-Fi 7も
Infal Wi-Fi GOの最大の特長は、専用APを設置するだけで、OpenRoamingとeduroamに対応した公衆Wi-Fiを提供できてしまう点だ。
専用APは必要な設定がすべて行われた状態で出荷され、電源を入れてインターネット回線につなぎさえすれば、輝日の認証基盤「Infal Wi-Fi HUB」(図表2)を介してOpenRoaming(Cityroam)とeduroamの両方に対応できる。
図表2 OpenRoaming/eduroamに対応した認証基盤「Infal Wi-Fi HUB」
必要なコストは最初のAP購入費だけと、維持費がゼロなのも特筆すべき点だ。「エンタープライズ製品でありながら価格は他社と同等か少し安いくらい。買い切りのため、補助金も活用しやすいです」と佐藤氏は言う。
専用APは屋内向けと屋外向けの2種類をラインナップし、いずれもルーター機能を内蔵。屋内向けはWi-Fi 7対応だ。また、電話番号やメールアドレス、各種SNSによる認証に対応したキャプティブポータル機能も用意する。公衆Wi-Fiから不正アクセス等が行われた際、警察からアクセスログの提供を求められることがあるが、輝日でログを取得保管しているため、ユーザー側でのログ管理も不要だ。
機能は基本的に同じで、課金形態が異なる「Infal Cloud Wi-Fi」も提供する。Infal Wi-Fi GOと違って継続請求となる分、初期コストを抑えられる。
災害対策やアフターGIGAにも 日本全国で販売パートナー募集中
OpenRoamingを求めているのは観光客だけではない。地域の住民にとっても、便利でセキュアな公衆Wi-Fiは必要だ。とりわけ重要性が増すのが、大規模災害時である。携帯電話網に障害が発生すれば、公衆Wi-Fiが欠かせないライフラインになる。輝日なら、独自の光回線に加えて、「衛星回線や5G等のモバイルもWi-Fiの足回り回線として用意し、冗長構成が可能です」。自治体から災害対策での引き合いが増えているという。
地域の小中高校でもニーズが高まっている。「GIGAスクール構想で1人1台端末が実現しましたが、校外学習でインターネットを利用する際、公衆Wi-Fiの安全性をどう担保するのか。アフターGIGAの中、小中高校でもeduroamの必要性が高まっています」。日本ではCityroamを通じてOpenRoamingの認証基盤につながるが、Cityroam協会の方針により、OpenRoaming対応Wi-Fiスポットは原則としてeduroamにも対応している。
「我々の最終目標は、日本全国どこへ行っても、安全なWi-Fiへ意識せずにつながる状態を作ることです。そのためには、OpenRoaming/eduroamの敷居を下げて裾野を広げることが重要で、それで今回投入したのがInfal Wi-Fi GOとInfal Cloud Wi-Fiでした」
この最終目標は、輝日だけで実現できるとは考えていない。必要なのは、地域で活躍する多くの家電販売店やネットワーク工事業者などの力だ。そこで輝日は、Infal Wi-Fi GO/Infal Cloud Wi-Fiの販売パートナーを募集している。「APを買ってくれば、便利で安全なWi-Fiスポットを簡単に提供できる世界を一緒に広げていきたいです」
輝日はワイヤレスジャパン×WTP 2025に出展します
ぜひ展示ブース(小間番号:W-07)で次世代公衆Wi-Fi「Infal Wi-Fi GO/Infal Cloud Wi-Fi」を体験してください。
【ワイヤレスジャパン×WTP 2025 出展】
https://wjwtp.jp/2025/
2025年5月28日 (水) ~ 30日 (金)
輝日ブース小間番号:W-07
<お問い合わせ先>
輝日株式会社
E-mail:support@telhi.co.jp
URL:https://www.telhi.co.jp/wj2025