NTTドコモは2013年2月21日、LTE-Advancedの効果的な展開に向けて、高密度基地局装置の開発に取り組むと発表した。これにより、「高度化C-RANアーキテクチャ」を実現するという。
高度化C-RANアーキテクチャは、ドコモが提唱する新ネットワークアーキテクチャ。キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)技術を活用し、広域エリアをカバーするマクロセルと局所的なエリアをカバーするスモールセルを高度に連携させることでスループットと無線容量の拡大を図る。キャリアアグリゲーションは、複数の周波数帯を束ねるLTE-Advancedの主要技術で、それを応用する。
LTE-Advancedの下り通信速度は最大3Gbps(基地局装置の最大能力)だが、高度化C-RANアーキテクチャの実用化により「3Gbpsまで容易に拡張可能」になるという。
高度化C-RANアーキテクチャの概要 |