ソフトバンクは2025年3月24日、同社が加盟するE2Aコンソーシアムが、日本、台湾、韓国および米国を結ぶ光海底ケーブル「E2A」の建設に合意したと発表した。2028年下期の運用開始を予定している。
韓国・ソウルで行われた署名セレモニーの様子
E2Aは、アジアと北米間のデジタル接続を大幅に強化する、総延長距離約1万2500kmの太平洋横断の光海底ケーブル。システム供給は、Alcatel Submarine Networks(ASN)が行う。丸山(日本・千葉)、頭城(台湾)、釜山(韓国)およびモロベイ(米国カリフォルニア州)で陸揚げされる。
技術面でも最新の海底ネットワーク技術を活用。容量192Tbps(テラビット毎秒)以上を実現する12本のファイバーペア、シームレスなスケーラビリティーとマルチオペレーター接続を可能にするオープンケーブルシステムアーキテクチャー、18kVの電力供給による海底インフラストラクチャーの効率最適化、次世代コンピューティングアプリケーションとデジタルサービスをサポートする最適化されたレイテンシーなどの特徴を備える。