準同期TDD3で上り600Mbps超を実演
ローカル5Gでこうした映像伝送を活用しようとする際に課題となるのが、上り通信の広帯域化だ。
標準的な仕様では、下り通信のほうに多くのリソースが割り当てられているため、現場から高精細な映像データを複数伝送しようとする場合などには、上り通信の容量が不足する可能性がある。
QCT製のローカル5G無線機(RRU)。左が屋内用。右が屋外用で、TDD3によって600Mbps超の上り通信が可能だ
これを解決するのが、上り通信により多くのリソースを配分できる「準同期運用」だ(参考記事)。京セラみらいエンビジョンのブースでは、「TDD3」と呼ばれる準同期パターンを使い、QCTの屋外用無線機で「上り600Mbps超」の通信を実演している。
映像伝送を目的にローカル5Gの導入を検討しているなら、同ブースはまさに必見と言えるだろう。