ソフトバンクがIDaaS大手のOktaと協業 中小企業のDXをセキュリティ面から支援

ソフトバンクはOktaと独占契約を結び、法人向けデバイス管理サービス「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM)」にユーザー管理機能を追加して提供する。中小企業の運用工数削減とセキュリティ強化を目指すという。

中小企業にとっての3つのメリット

ソフトバンク 法人プロダクト&事業戦略本部 統括部長の中野博徳氏は、中小企業が同サービスを利用する3つのメリットを解説した。

ソフトバンク 法人プロダクト&事業戦略本部 統括部長 中野博徳氏

ソフトバンク 法人プロダクト&事業戦略本部 統括部長 中野博徳氏

1つ目は、「IT部門担当者の運用工数削減」だ。中野氏によると、「中小企業の場合、デバイス管理とユーザー管理のサービスを別々に調達しているケースも多い」という。同サービスを導入すれば、デバイスとユーザーを一元的に管理できるようになる。また、複数のSaaSのユーザーを一括管理することも可能だ。

IT部門担当者の運用工数削減

IT部門担当者の運用工数削減

2つ目は、「セキュリティ強化」だ。私用デバイスからのSaaSサービスへのアクセスには、マルウェア感染やアカウント乗っ取りなどのリスクがつきまとう。同サービスであれば、「デバイス証明書をインストールした業務デバイスのみがSaaSにアクセスできるように設定可能」(中野氏)だという。私用デバイスからのアクセスを制限できるため、シャドーITによる情報漏洩リスクを防止できる。

デバイス/ユーザー管理によるセキュリティ強化

デバイス/ユーザー管理によるセキュリティ強化

3つ目は、「充実のサポート体制」だ。ソフトバンクグループのSBエンジニアリングによる導入支援サービスや、24時間365日体制でのヘルプデスクサポートなどを提供するとのこと。

充実のサポート体制

サポート体制

Oktaのシングルサインオン機能を追加した基本サービスは、月額330円/ID(税込)。多要素認証やライフサイクル管理などはオプションでの提供となる。

中野氏は、「Oktaとの独占契約を通じ、企業の安全なSaaS活用を促進していく」と述べた。

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