ソフトバンクがIDaaS大手のOktaと協業 中小企業のDXをセキュリティ面から支援

ソフトバンクはOktaと独占契約を結び、法人向けデバイス管理サービス「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM)」にユーザー管理機能を追加して提供する。中小企業の運用工数削減とセキュリティ強化を目指すという。

ソフトバンクとアイデンティティ管理サービスを提供するOktaは2024年2月16日に記者説明会を開催し、マルチテナント型マネージドサービスプロバイダー(MSP)パートナーの独占契約を締結すると発表した。

仕組み

ソフトバンクが独占契約したマルチテナント型MSPの仕組み

具体的には、ソフトバンクが開発する法人向けデバイス管理サービス「ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(BCDM)」に、Oktaが持つシングルサインオン機能や多要素認証などのユーザー管理機能を追加して提供する。

BCDMにOktaのユーザー管理機能を追加

BCDMにOktaのユーザー管理機能を追加

調査会社のITRによると、2021年度の国内IDaaS(Identity as a Service)市場は、前年度比42.7%と大きく伸長しており、「多様化する働き方やクラウドサービスの増加に対応するソリューションとして、アイデンティティ管理が注目されている」とOkta Japan 代表取締役社長の渡邉崇氏は説明した。

Okta Japan 代表取締役社長 渡邉崇氏

Okta Japan 代表取締役社長 渡邉崇氏

ターゲットは中小企業だ。「中小企業は、大企業同様に積極的にIT投資をしている企業と、IT化やセキュリティ対策が後手に回っている企業に二極化している。後者に対し、IT化と最新セキュリティを迅速かつ安価に提供していく」と渡邉氏は意気込んだ。

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