“デジタル分身”を少量データから作成 NTTの「個人性再現対話技術」とは?

“ヒト”のデジタルツイン実現を目指すNTT。これを実現させるため、少量のデータから効率的に個人性を再現する「個人性再現対話技術」や話者に似た声色や話し方を生成する「Zero/Few-shot音声合成技術」など、新技術の研究開発に取り組んでいる。

「現実世界の制約を超えたデジタル分身が、本人として社会の中で自律的に活動することで、活躍・成長の機会が飛躍的に拡大する」

NTT 人間情報研究所 デジタルツインコンピューティング研究センタ アナザーミーグループ グループリーダーの深山篤氏は2024年1月15日に開催された記者説明会で、「Another Me」のビジョンをこう語った。

NTT 人間情報研究所 デジタルツインコンピューティング研究センタアナザーミーグループ グループリーダー 深山篤氏

NTT 人間情報研究所 デジタルツインコンピューティング研究センタアナザーミーグループ
グループリーダー 深山篤氏

Another Meとは、本人と同じように人や環境と交流できる“分身”AIエージェントだ。2020年より、NTTが研究開発を進めている。

例えば、同社は昨年2月、ユーザーの関心を理解するペットが友達づくりを代行する「ペット型Another Me」のプロトタイプを公開。NTTドコモのメタバースサービス「MetaMe」に実装し、コミュニケーション活性化の効果を確認できたという。

「ペット型Another Me」のプロトタイプ「ペット型Another Me」のプロトタイプ

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