クアルコムが衛星通信「Snapdragon Satellite」導入へスマホメーカー6社と協業

クアルコムは2023年2月27日、スマートフォンで衛星通信を可能にする「Snapdragon Satellite」の導入に向けて、Honor、Motorola、Nothing、OPPO、vivoおよびXiaomiと共同で開発を進めていることを発表した。

Snapdragon Satelliteの利用イメージ(発表資料の動画より)

Snapdragon Satelliteの利用イメージ(発表資料の動画より)

Snapdragon Satelliteは、衛星通信を活用するスマートフォン向けの双方向対応メッセージングソリューション。緊急用の双方向メッセージングやSMSテキストメッセージング等のアプリケーションが使用可能であり、イリジウムの低軌道衛星コンステレーションと通信する。天候に強いLバンドの周波数を利用して、低電力かつ低遅延な衛星との接続が可能という。

クアルコムは今後、エコシステムの発展により、同社が提供するすべての5G Modem-RF Systemと、Snapdragon Mobile Platformの8シリーズから4シリーズ(400番台) で利用可能になるとしている。

また、スマートフォンだけでなく、コンピューティングや自動車、IoT分野の他のデバイスカテゴリにもSnapdragon Satelliteを拡張する。非地上系ネットワーク(NTN:Non-Terrestrial Network)のインフラストラクチャとコンステレーションが利用可能になるにつれて、将来的に、地上のデバイスと衛星が直接5Gで通信する5G NTN(参考記事)をサポートする予定だ。

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