SPECIAL TOPIC社員が幸せに仕事できるネットワーク環境の実現 SD-WANでMS365をローカルブレイクアウト

クラウドサービスの活用が進むにつれ、ネットワークにボトルネックが発生するなどの課題を抱えるケースが増えている。この課題を改善する1つの手段がSD-WANである。読売情報開発はミライト・ワンの「SD-WANマネージドサービス」を選択。SD-WAN導入により、通信負荷を分散。社員が満足のいくネットワーク環境実現への一歩を進めた。

7月には5拠点で運用開始 社員が幸せに仕事ができる環境を実現

2022年5月より、メイト部を皮切りに順次SD-WANの導入を開始し、5拠点すべて開通したのは同年7月。「思った以上にスムーズに導入できたと思います」(三浦氏)

「SD-WANマネージドサービス」と合わせて「ミラテク☆光」も一緒に申込んだため、現地調査や光回線の敷設、SD-WANルーターのデリバリなどの作業はミライト・ワンが行う。だがより導入をスムーズにするため、三浦氏は支社にも足を運んだという。「現地の人たちの声も聞くことができたので勉強になりました」。

SD-WANの運用が始まって1カ月。市村氏は「BCPと現地の社員が幸せに仕事ができる環境は実現できました」と言い切る。これまでのようにTeamsの映像が止まることも、ファイル転送が滞ることもなくなり、対法人向けのウェビナーを支社で開催することも可能になったという。

図表2 SD-WANマネージドサービス(サービスイメージ)

図表2 SD-WANマネージドサービス(サービスイメージ)

営業所にもSD-WANを導入しサテライトオフィスとして活用を検討

当座の問題が解決できたため、「これでようやく次のステップに進むことができます」と市村氏は言う。「閉域網をインターネットVPNに変えれば可用性が高まることはわかるが、その一歩が踏み出せなかった。だが今回、SD-WANの導入により一歩、ネットワークの改善に踏み出すことができた。これを1つの成功例として、拡張性や柔軟性に富んだ、SD-WANをベースとしたネットワークの整備に取り組んでいきたいです」(市村氏)

同社には、基幹業務を行う5拠点以外にも18カ所の営業所が設けられている。ネットワーク環境はインターネット回線のみ。4~5年前より、これらの拠点をサテライトオフィスとして使うことが検討されているが、今回のSD-WANの導入を機に、実現に向け確かな一歩を踏み出しそうだ。インターネット回線にSD-WANルーターを接続すれば、営業所から社内ネットワークに接続し基幹業務を行う拠点とすることができ、更に強固な事業基盤となる。「SD-WANを使った、マネージドされたネットワーク環境は最終形」と市村氏は言う。

ネットワークを整備するとともに、社内のリソースもクラウドに移行することを検討。将来的にはファイアウォールなどセキュリティ対策もクラウドソリューションで実現することを計画している。こうすることで、建屋に縛られることなく、仕事をできるようになるからだ。

新聞購読促進の営業を行ったり、読者向けイベントの企画・開催するなど、読売新聞と読者をつなぐ会社でもある。読者の個人情報を取り扱う業務も多く、セキュリティの担保は欠かせない。「セキュリティホールの最後は人。社員が満足するネットワーク環境を提供することは、お客さまの安心・安全につながります。だからこそ、ネットワークの投資をこれからも積極的に行い、シャドーITを使わない環境を整えていきたいです」(市村氏)

<お問い合わせ先>
株式会社ミライト・ワン
E-mail:mirait_sdwan_service@mirait-one.com
URL:https://www.mirait-one.com/

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