インターネットエクスチェンジ(IX)サービスを営むインターネットマルチフィード、ISPのNTTコミュニケーションズおよびIIJは2022年4月19日、400ギガビットイーサネットを用いたIX相互接続実証実験にアジアで初めて成功したと発表した。
近年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため在宅時間が増加したことなどにより、インターネットトラフィックは
急増しており、ISP間を接続するIXにおいて交換されるトラフィックも同様に増加を続けている。
そのため、現在主流である100ギガビット級のソリューションでは限界が出てきた。
今回、3社はアリスタネットワークス、シスコシステムズ、ジュニパーネットワークスの400ギガビット対応ルータ/スイッチを相互に接続し、IXで400ギガビットインタフェース (400G-FR4および400G-LR4) を適用。
物理レベル・ネットワークレベルの相互接続性、光スイッチとの相互接続性、経路制御の
相互接続性、400ギガビットのトラフィックを流した時の性能などを確認する
実験を行ったところ、400ギガビットイーサネットはIXにおける相互接続性や
性能面において、商用提供が可能な品質であることが確認できたという。
実験の構成図