SPECIAL TOPIC攻撃者の「武器」を理解せよ──A10が語るDDoS対策

A10ネットワークスが開催したオンラインカンファレンス「A10 CONNECT 2021」ではウィズコロナ時代において、柔軟かつ迅速に安定したネットワーク・セキュリティ環境を実現するためのヒントとなる様々なセッションが開催された。「今知っておきたいマルウェアとDDoS脅威のトレンド」と題した講演では、猛威をふるい続けているDDoS攻撃の手法について詳しく解説された。

回線やサーバーのリソースを埋め尽くし、システムを停止に追い込むDDoS攻撃。その頻度や巧妙さは増大・高度化し続けている。

例えば、アマゾンは2020年6月、AWSにピーク時最大2.3TbpsのDDoS攻撃を受けたことを公表。同年10月にはグーグルも2.5Tbpsの攻撃を過去に受けたことを発表している。それまでの最大記録である1.7Tbpsを大きく上回った。

こうした攻撃には無策では対抗できない。

「DDoSではまず、攻撃者の武器の特徴を把握するのがとても重要だ」と述べたのは、A10ネットワークス セキュリティリサーチ担当ディレクターのリッチ・グローブス氏だ。攻撃者が採用する手法を理解し、それぞれに適した対策を個別に採る必要があるという。

ricg groves氏

A10ネットワークス セキュリティリサーチ担当ディレクター リッチ・グローブス氏
なかでも警戒すべきDDoS攻撃手法としてリッチ氏が挙げたのが、アンプ(増幅)攻撃とドローン/ボットを利用した攻撃の2つである。その特徴と守り方をグローブス氏の講演から紹介していこう。

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