ニチレイロジと日立が冷凍設備のIoT運用保全を実用化、国内拠点に導入へ

ニチレイロジグループと日立製作所は2021年4月22日、IoTを活用した冷凍設備の運用・保全効率化ソリューションを実用化したと発表した。2021年4月から、ニチレイロジグループの国内の冷凍倉庫拠点への導入を順次進める。

本ソリューションは、日立グループの運転・音・画像データ解析技術や故障予兆診断技術などを組み合わせたもので、両社、2018年9月から1年半にわたりニチレイロジグループ船橋物流センター(千葉県船橋市)で共同実証を実施。同センター内の冷凍設備6台を対象に行った実証において、年間で電力消費量を約12%削減、メンテナンスに関わるコストを約40%削減、トータルで約20%のコスト削減効果を確認し、日立において汎用ソリューションとして製品化した。


冷凍設備の運用・保全効率化ソリューションの概念図

日立産機システムのIoT対応産業用コントローラ「HXシリーズ」や、日立システムズの社会・公共ソリューション「CYDEEN」のメーター自動読み取り技術およびフィールド作業支援サービスを活用して、運転状況や稼働音、メーター数値など、分析・診断の高度化に資するさまざまなフィールドデータを収集。そのデータを、統合エネルギー・設備マネジメントサービス「EMilia(エミリア)」をベースとするクラウドサービス基盤へ集積して運用効率化診断をするとともに、日立グローバルライフソリューションズの「exiida(エクシーダ)遠隔監視・予兆診断」で故障予兆診断を行う。これらの診断結果は、BI・ダッシュボードを通じて拠点管理者・設備管理者が確認することができる。

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