IIJは2021年4月7日、法人向けフルMVNOサービス「IIJモバイルサービス/タイプI」において通信サービスの利用に必要な加入者情報(プロファイル)を、スマートフォンなどの通信デバイスに遠隔で書き込める「eSIM」を新たなSIM種別として追加し、4月8日から提供開始すると発表した。
eSIMは、SIMカードの配送を待つことなく、専用サイトに表示されるQRコードをスマートフォン等のカメラで読み込むだけで通信サービスの利用に必要なプロファイルをダウンロードできるため、ユーザーは短納期かつ容易にデータ通信を利用開始できる。物理SIMと比べると、社内での在庫管理や配布、破損や盗難・紛失への対応といった運用負荷を軽減につながるという。
近年はeSIM対応のスマートフォンやタブレットPC等が増え、今後もさらなる普及が見込まれることから、eSIMの提供に至った。eSIMと物理SIMを組み合わせたパケットシェアや閉域接続での利用も可能としている。