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日本シエナが事業戦略を発表、通信インフラの広帯域化と自動化を進める

文◎坪田弘樹(編集部) 2018.09.27

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通信事業者向け光パケット通信装置で高いシェアを持つ米Cienaの日本法人、日本シエナコミュニケーションズが2018 年9月27日に事業戦略説明会を開催した。最大400Gをサポートする光伝送装置、ネットワーク制御や障害時復旧を自動化するソフトウェア技術などで通信インフラの広帯域化と高度化を進める。

「市場全体が毎年2%前後の成長率であるのに対し、当社はグローバルで毎年10%程度の伸びを続けている。特に日本マーケットにおける成長は顕著で、グローバルの数倍は伸びている」

日本シエナの代表取締役社長を務める久米博之氏は、近年のビジネス状況についてそう語った。好調の理由は、従来からの顧客である通信事業者向けビジネスに加えて、「グーグルやアマゾンといったWebスケールのプレイヤーの投資が活発」なことだ。北米では特にこの傾向が顕著であり、光ネットワークの広帯域化を進めるOTT(Over the Top)の需要が業績を押し上げている。


日本シエナコミュニケーションズ 代表取締役社長の久米博之氏


北米に次いで「アジア太平洋地域(APAC)も非常に伸びて」(久米氏)おり、特にインドと日本が著しく成長しているという。これを受けて、米本社も日本マーケットへの投資の拡充を決定。この6月には日本オフィスを、従来比2倍のオフィススペースを持ち顧客検証用ラボも備えた新オフィスへ移転した。さらなる事業拡大に向けて、顧客サポートも拡充する。

400Gbps光伝送で市場をリード
通信事業者もOTT等のクラウド事業者もともに光ネットワークの広帯域化を積極的に進めており、この需要に応えるため、シエナは他社に先駆けて400G伝送コヒーレントチップ「WaveLogic Ai」を製品化した。全世代のチップに比べて1チャネル当たりのキャパシティは2倍となり、同じ容量なら伝送距離は3倍に伸びるという。



最大400Gbpsをサポートする新チップ「WaveLogic Ai」


また、プログラマビリティも特長で、容量を100Gから400Gまで50G単位で調整することが可能だ。

例えば、データセンター間接続やメトロネットワークといった近距離(およそ300kmまで)では400G、数千kmの長距離伝送では200~300Gといった具合に、同じ伝送装置を様々な用途で使い分けられる。1万kmを超える海底ケーブルにおいて最大200Gの超長距離伝送を行っている例もあるという。

主力製品の1つである光伝送装置「Ciena 6500」は、このように、「メトロからロングホール、サブマリンまで同じハードウェア、ソフトウェアで動く」ことが売りだ。日本国内でも4000台以上が稼働しており、NTTコミュニケーションズやKDDIといった主要キャリアにも採用されている。



Ciena 6500の導入実績


もう1つの主力製品である「Waveserver」も好調だ。これはデータセンター間接続(DCI)向けの製品で、特にOTTへの販売が伸びているという。

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